いいね!話 2

いいね!な話

いいね!な話、第2回目は・・・。

ある夫婦の、心温まる物語です。

この話は、6月14日の坂上動物王国で放送された内容です。

2019年4月 大阪のある工房に、1匹パグが訪ねてきた所から物語は、始まります。

このパグは、

12歳の♂で、

股関節が弱く、現在後ろ足で立つ事ができないでいました。

その為、もう2年近くまともに散歩もできていない状態でした。

しかし、

ある器具に乗せると、さっきまで立つ事もできなかった犬が、

元気に動き回れるようになりました。

そう、その器具とは、

犬用の車いすでした。

そう、そしてその車いすを作ったのが、

大阪で、犬用の車いすを制作している夫婦が、

夫 川西 英治さん

妻 川西 仁美さん

です。

大阪にあるこの工房には、現在、全国から犬用車いすの制作依頼があり、

1匹、1匹のサイズや症状に合わせて作る完全オーダーメイドの車いすで、

予約は2カ月待ち。

そして、店内には車いすにより再び歩けるようになった犬の写真が所狭しと飾られています。

では、なぜこの夫婦が車いすを制作するようになったのでしょうか?

物語は、2003年11月まで、さかのぼります。

当時、骨董品屋さんを営んでいた川西夫婦。

ポパイとオリーブいう2匹の犬とごく普通の生活を送っていました。

そんなある日、散歩をしていると、

知り合いから、ある相談を持ちかけられます。

『知り合いのところの犬がダックスフンドを5匹産んでんけど、

そんなに育てられへん言うから、1匹もらってくれへん。』

川西さん夫婦は、快諾し1匹のダックスフンドを飼うことにしました。

名前は、先にいた犬のポパイとオリーブから連想して、

スイーピー

と名付けました。

スイーピーは、ものすごく活発で元気いっぱいでした。

隙あらば脱走するぐらい元気いっぱいで、近所の人に何度も連れ戻されるぐらい

元気いっぱいで、外を走り回る事が大好きでした。

予防接種でしか、病院に行った事がないくらい元気で病気知らずでした。

2011年 スイーピーが8歳の時

悲劇は突然訪れた・・・。

スイーピーをご飯に呼んだ時、突然座り込み動かなくなってしまった。

泣き叫ぶ事なく、座り込んだ所から動けなくなってしまったスイーピー。

すぐに病院で診てもらうと、

椎間板ヘルニア

と診断されました。

すぐに手術をしたが、症状は改善されず、

下半身不随になってしまいました。

寝たきりになってしまったスイーピー。

そこから、壮絶な介護生活の始まりでした。

尿意や便意も解らなくなっているため、昼夜を問わず6時間置きに

圧迫排尿をすることになりました。

夫婦で試行錯誤しながらの犬の介護生活が続きました。

さらに、歩けなくなったスイーピーに、思わぬ変化が・・。

夫婦ともアイコンタクトをしなくなり、拒食になり、

7kgあった体が、骨と皮だけの3kgまでやせ細りました。

気分転換にと、外に連れ出しても、全然元気を取り戻してくれません。

そして、病院に相談に行った時、

獣医師からこんな提案が・・・。

車いすで歩くという方法があります。

そこで初めて目にした犬用の車いす。

それは、動かなくなった犬の下半身を支える犬用の車いすでした。

この車いすを使えば、また元気を取り戻してくれる。

そう期待して、公園に連れ出してみたが、

全然歩こうとしないスイーピー。

そこで、やせ細っているスイーピーの体に合わせ、

車いすを改良を始めた旦那さん。

しかし、最初の改良では、動いてくれませんでした。

それから2週間、改良に改良を重ね車輪以外はほぼ作り直した結果・・。

スイーピーが歩けるように

楽しそうに、元気に走るその光景は、実に2カ月ぶりとなりました。

すると、食欲も戻り2ヶ月で元の体重に戻りました。

しかし、

そこで新たな問題が、

太ってしまったため、車いすに入らなくなってしまった・・。

そこで、新しい車いすをインターネットで探すことに。

しかし、30万円や安くても10万円と手軽に買えるものではなかった。

その時、奥さんが一言。

『あんた、作られへんの?』

『できん事はないと思うけどな』

『ほな、やってみて。』

旦那さんはそのまま、ホームセンターに走り、

犬にも人にも負担のかからない車いすを制作し。

2カ月かけて、1台の車いすを作り上げた。

その車いすも大成功。

そして歩けるようになったスイーピーは、以前の元気な姿を取り戻しました。

しかし、車いすで散歩をしていると、犬を車いすに乗せる事の否定的な

心ない声が聞こえてきました。

ただ、その否定的な声よりも、

歩けなくなって困っている犬が予想以上に多く、

車いすの事を聞かれる事の方が多かったのです。

すると、また奥さんが・・・。

『車いす屋せえへん?』

そして、二人は骨董品屋を休業。

さらに奥さんは、小動物看護士と小動物介護士の資格を習得。

そして、2013年に本格的に車いす制作を始めたのです。

そして、そのお店はすべてのきっかけを与えてくれたスイーピーの名前を取って、

工房『スイーピー』

と名付けました。

そして、開店数日後には、5件の依頼が・・・。

その犬、一匹一匹のサイズを測り、症状や健康状態を考慮し、

全て手作り完全オーダーメイドで、当時安くても10万円していた車いすを、

1万8千円~という値段で販売。

その良心的な値段が話題を呼び、全国から注文が殺到。

奥さん曰く

『儲けがなくても、今の方が幸せやねん。電気代、ガス代払えて、ご飯食べていけてるからええねん。』

愛犬の為に、作り始めた車いす作り。

愛犬をもう一度歩かせてあげたい。

そういう思いを持った日本全国、しいては海外の飼い主からの問い合わせも。

さらに全国の獣医師からも相談されるほど、犬の車いすは

全国の歩けなくなった犬の希望となっています。

そして、番組の後半に、15歳の♀の老犬(サクラ)が工房にやってきました。

最近、脚が弱り寝たきりの状態になっていました。

散歩にも行けなくなり、表情も暗くなってしまってます。

そして、診断が始まります。

寝たきりになった経緯などを聞き、

試乗車に乗せて、犬の状態や採寸をします。

長さと高さと幅と、単純やけど奥が深いと、旦那さんは言います。

こうして、この日の診断は終了です。

ここから、旦那さんの戦いが始まります。

『絶対に歩かせたる。』

『何がなんでも、歩かせたる。』

旦那さんは、そういう強い想いで、車いす作りに携わっています。

そんな旦那さんを、奥さんは、

『ものすごい、かっこいいことしはるねん。』

『めっちゃ男前なことしはるんです。』

そう言います。

車いす作りのこだわりを聞かれて、旦那さんは、

『シンプルに、シンプルやけど最大の効果があるように作ってます。』

そう言います。

そして、診断から2週間後車いすの引き渡しの日がやってきました。

完成した車いすに(サクラ)を乗せました。

そして、必死で脚を動かし前へ進もうと思いますが、

中々、前に進みません。

そこで、車いすのベルトを調整し、より使いやすい高さや角度にします。

すると、

脚が弱り、ずっと寝たきり状態だった(サクラ)が、

ほんの少しづつですが、

自分の脚で前に進みました。

自分の脚で歩けた(サクラ)は、寝たきりだった時より心なしか明るくなったように思います。

そして、ご夫婦は、飼い主が喜んでくれる顔が見れて幸せと言います。

突然、下半身不随になったスイーピー。

その不幸が、もたらしてくれた大きな希望。

1台1台、手作りされる犬用車いす。

この車いすは、命を支える希望の車いすなのです。

ここで、VTRは終了します。

この番組を観て、思った事が、

想いは強い。

という事です。

あきらめない心。

成し遂げるんだという想い。

事を成し遂げるために必要な事は、

やるんだ 。できる。

そう思い込む事だけです。

できないと思っている事、どうせ夢だしとか思っている事は

絶対叶いません。

夢を絶対叶えるんだと思っている人が、夢を叶える事ができます。

私は、そう思います。

私は、このブログを作って、競馬を研究し、競馬負け組から

競馬勝ち組に

絶対なります。

そして、このブログを観てくれている人とシェアできればと、

そう思ってます。

この番組を観て、改めてそんな決意を固めると共に、勇気をもらえました。

ありがとうございました。

パチパチパチっ

せーのっ

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大阪在住の46歳の武です。 競馬の予想といいね!な話を公開していきますので、 よろしくお願いします。